はじめに
このドキュメントでは、WEMEX株式会社とNest診療のカルテ連携について解説しています。
連携の仕組み
WEMEXとNest診療の連携は「API連携」を利用します。
APIを利用してアプリケーション間やシステム間でデータや機能を連携し、利用できる機能を拡張することを「API連携」と言います。ここで、API(Application Programming Interface)とは、その機能とは無関係なプログラムからその機能を利用できるようにするために用意されている、窓口(の使い方に関する決まり事)のことです。
Nest診療のクラウドサービスサーバーから、APIを呼び出し、メディコムクラウドのサーバーへ予約情報を連携するための設定を行うことで、メディコムクラウドのサーバーから医療機関の電子カルテシステムへ予約情報が反映される仕組です。
連携初期設定について
連携の初期設定はBotlogy社が行います。
初期設定が完了すると、Nest Core(管理画面)のサイドバーに [カルテ連携] が追加されます。
連携対象の予約について
電子カルテに連携されるためには、”診察券番号”が必要です。
予約時の入力項目に”診察券番号”の入力を設定しましょう。
連携のための操作
1. Nest Core(管理画面)のサイドバーより、[カルテ連携] を選択してください。
2. 反映待ち一覧に連携対象の予約が表示されます。
3. 連携したい予約を選択し、反映するボタンを押してください。
※ 一括反映も可能です。
4. 反映待ち一覧から連携をした予約が消え、カルテ連携が完了しています。
連携履歴の確認について
1. Nest Core(管理画面)のサイドバーより、「カルテ連携」を選択してください。
2. [予約連携] より、反映履歴を確認可能です。
電子カルテに反映されるアクションと情報
反映されるアクション
予約作成
更新
予約日時のみ
キャンセル
反映される情報
診察券番号
予約日時
備考
予約番号
カルテ連携対応機種について
下記の表で◯がついている機種でカルテ連携が可能です。(2023年12月現在)
機種 | 対応可否 |
Medicom-HRf Basic | ◯ |
Medicom-HRf Standard | ◯ |
Medicom-HRf core Basic | ◯ |
Medicom-HRf core Standard | ◯ |
Medico-HSf | ◯ |
Medico-HSif | ◯ |
Medicom-HRf Hybrid Cloud Basic | ◯ |
Medicom-HRf Hybrid Cloud Standard | ◯ |
Medicom-HRV(新DB) | ◯ |
Medicom-HRV(旧DB) | × |
Medicom-HRiV(新DB) | ◯ |
Medicom-HRiV(旧DB) | × |
よくある質問
キャンセルができません
カルテへの予約反映以降に、該当の患者様のカルテを編集した場合、診察が始まっていると認識してキャンセルができなくなります。こちらは、電子カルテの仕様によるキャンセル、予約の削除に関しての制限になります。
カルテ連携ができません
カルテ連携処理を行なってもカルテの受付一覧に予約情報が連携されない場合、下記の原因が考えられます。
カルテ側に予約時に入力された診察券番号と一致するカルテ番号を持つ患者が登録されていない。
患者が予約時に入力した患者番号が実際の患者番号と異なる。